三連休明けの1週間が終わりました。
十分休んだし、そこまでややこしい案件が降ってきたりはしなかった週だったのに。
身体のリズム的に眠くてたまらず、結局は疲れ果てておりました。
40代半ば、もう老化しつつあるのかな😅
ポジが小さい頃は、しょっちゅう熱を出す→保育園行けないので病児保育シッターさん予約する→ポジのお昼の用意と部屋の片付け、掃除(確か床磨きまでしてたわ)→普通に出勤してダッシュで帰る、をやってたので、それに比べたら楽なはずなのにね・・・
今日は、三連休の最終日に一気読みした『屍鬼』の読書日記です。
すごく有名ですが、タイトルがおどろおどろしいので読んでこなかった経緯あり。
(ホラーは怖くて読めないナツです・・・)
ところが最近十二国記を読んで、かなり面白かったので、この作者さんなら大丈夫かもな・・・と思っていたら、辻村深月さんのエッセイで紹介されていたので、今回勇気を出して読みました。
辻村さんのエッセイの読書日記はこちら↓
『屍鬼』は、なんと厚めの文庫5冊分!この長さに十分見合う重厚さでした。
ある田舎の山奥の村で起きる不審な事件が、年齢も立場も様々な登場人物の視点から語られます。
話の展開はシンプルなんですが、同じ事象に困惑したり恐怖したりする登場人物の心理描写がたまらなく面白いです。
人ではないものに変化してしまった家族や友人への気持ち。
また、変化してしまった方の心の動きも、すごく面白い。
もう一旦読み始めたら、やめられないことは間違いないです!
村に住んでいる僧侶と医師がこの不審な事件に立ち向かうというか、翻弄されるのですが、医師の行動力に比べると、僧侶とそのお父さんである老住職のあまりにも無力なところに、めちゃくちゃ日本っぽさを感じました。
ちなみに、これを熱くお勧めしていた辻村深月さん、どうやら私と同級生。
上の書誌情報は文庫版ですが、ハードカバーの刊行は平成10年。
私が大学に入った年だ。
上述の辻村さんのエッセイでも、大学生の頃、実家へ帰省する時にハードカバーの上下巻を携えて行ったら、あまりの重さにお気に入りのリュックが布ごと引きちぎれた・・・という風に書かれています。
そうか、大学生くらいで刊行を心待ちにして読めたらそれは楽しかっただろうなぁ・・・
でも、年を重ねてから読むのもそれはそれで楽しい。
『屍鬼』の次に借りてきたのは、スティーブン・キングの『呪われた町』です。
こっちも、ホラー怖い!の気持ちで今まで読んでこなかった名作。
『屍鬼』は『呪われた町』へのオマージュだそうで、扉の献辞にも確かに、
ーTo 'Salem's Lot
(『呪われた町』の原題)
とあります。
(文庫版の解説で宮部みゆきさんが紹介してくれています)
読む順番としては逆ですが、楽しみ!