そして、私ナツなりにベストを尽くして迎えた中学校入学。
早速部活体験が始まり、ルンルンで色々回るポジちゃん。
この頃は、文化部、運動部合わせて4つくらい気になる部があったポジ、毎日嬉しそうに「どこにしようかな〜」と話していました。
既に、真島先生の授業で部活選びのシビアなお話も聞いていたので、私はポジに対して意見を言いやすい状態にありました。
○ソフトテニスは、一応初歩を習ったから全くの初心者ではないかもしれない。でも、長くやっていた年齢相応チームに追いつけるほどではなかったのだから、そこは自覚しよう
○勉強時間だけでなく、のんびりする時間、遊びに行く時間も必要なのだから、練習日の多い運動部(や吹奏楽部)に入ったら、時間の使い方が今より一層難しくはなる。あえて難しいことにチャレンジするより、練習日の少ない文化部でゆったり過ごすのも賢い選択。
○とはいえ、運動部でこそ身につくものもある。純粋に体力もつくし、頑張って上手くなる喜び、頑張っても負ける悔しさはとってもよい経験。やりたい気持ちが強いなら、勉強との両立を工夫すること。
体力がついたり、切り替えて短時間でも集中する力がついたりするなら、それは受験でも活きるはず。
ポジも素直に耳を傾け、その上でまた盛大に迷い・・・
ある晩、「どうしよう。バスケとソフトテニスのどっちかにしたい。うーん、悩む・・・」と大騒ぎした後。
「決めた!ソフトテニス!もう変えないよ」と言い、早速入部届を書き始めました。
入部届の提出〆切日まで結構日数のある状態だったので、私の方が「まだもう少し迷ってても大丈夫なんじゃ・・・」と思いましたが、本人は「決めたから大丈夫!」とスッキリした表情。
理由ももう出揃っていて、
○バスケの体験はとても雰囲気が良かった。体験の時色々やらせてくれたという意味ではバスケがピカイチ。でもレギュラーになれるかというと厳しいかも。
○ソフトテニスも雰囲気悪くはなく、親切ではあったが、内容的にあまり色々体験はできなかった。しかし、今の2年が少ないので、入部したらレギュラーになれる可能性が大きい。
○ソフトテニスの方が、練習日がバスケより1日少ない。そのぶん、勉強や遊びとの両立もしやすいはず。
ということでした。
うん。よく考えられたね。それなら、父も母ももう何も言うことはない。
感心したのが、いろんな友達と一緒に回ったり相談したりはしているのに、決める根拠には一切友達関係が入ってこなかったこと。
友達関係良好なのに、「一緒に入部しようね!」みたいな女子特有の暑苦しさ無しに決められたのは本当に偉い。
(結局、小学校からの仲良しさんで一緒に部活体験していたお友達も、最終的にソフトテニス部に入部して、とっても喜んでいました。)
こうして勇んでソフトテニス部に入ったわけですが。
ポジ中学は、ソフトテニスの新入部員が多かったり、校庭の工事があったりで、当初予定ほど練習日は多くなく・・・でも結果として、ゆったりと中学校生活をスタートできたと言えます。
そしてつい最近、初めての他校との試合を済ませて帰ってきたポジのセリフ。
「やっぱり、小学校の時ちょっとでも習ってて良かった。全くの初心者の子よりは、サーブ入るしね。あと、サーブの時のボールの扱い、去年の私とおんなじ間違いをしちゃってた友達に教えられたんだよね。そうやって間違える気持ちも分かるし」
そうか、それは本当に良かった。
部の中でトップクラスに上手いとか、そういうことは狙わないし狙えないと思うんですが、娘なりに生き生きと活動できている。
今のところは勉強との両立も頑張る気でいる。
あの時、調べて動いて、母も本当に良かったよ😊