昨日の朝、岡山にやってきたナツ一家。
倉敷の大原美術館へ行ってきました。
もちろん、ポジの好みよりかなーり背伸びしてのチョイスなのは百も承知。
ちょうどやっていたのはこの企画展でした。
前提知識がなくても分かるように、丁寧な解説はあるけれど。
多分、こういう場面でざっくりとでも、その場だけでも理解するのは国語力が要るのですね・・・
ポジが理解したり感じたりできた部分は少ないとは思いますが、さして文句も言わず展示を見て歩けて、まずは良かったです。
(大きくなれば自然にそういう力はつくと思っていたナツの誤算がしみじみ悔やまれますが)
さりげなく、ムンクの「マドンナ」とか、ピカソの「頭蓋骨のある静物」などの超有名な作品があってびっくり。
小品でしたが、このフォートリエの「人質」が印象的でした。
でも絵葉書はほしくない・・・
バーナード・リーチの陶芸は、動物のデザインが生き生きしていて古代の壁画みたい。
こちらは持ち帰れるものなら持ち帰って我が家で使いたい(笑)。
最後の展示室にあった、「現代への継承」的なコーナーでは、北条貴子の光に溢れた絵が素敵だったので、絵葉書購入。
どこに飾ろうかな。
館の外には、睡蓮の池。
大原美術館、モネから直接譲り受けた「睡蓮」があることで有名です。
この池の睡蓮もモネの庭の睡蓮の末裔なんですって。
ナツは、美術館前のこの橋も好き。
いろんなアングルの竜で埋め尽くされていました。
人が多いし暑いしで、竜の顔は撮れなかった・・・
これも児島虎次郎のデザインだったと、後で調べて分かりました。
さて、ナツ家としてのお笑いエピソード。
展示を見ているうちに、西洋の裸体画を日本人がどのように自分のものにしていったか?というコーナーがありました。
描かれているのは、西洋の影響を受けつつも、日本らしさも漂う女性の裸。
ポジが、視線を絵に向けたままポツンと言いました。
「・・・おかーさん」
数十秒してから、ナツは盛大に吹き出してしまいました。
基本真面目なナツ、美術館の静寂を破るなんて、人生で今まで一度もしたことないわ。
面目ない・・・
でもとんでもなく笑えちゃったんだよ。
ポジ、あの瞬間には一切のウケ狙いも悪口もなかったんですよ。
絵の裸をしみじみ見て、ああ、なんかデジャヴュ。
お母さん。
って思ったことがすごく伝わってきて、なんかもう面白さ爆発してしまいました。
後でポジに聞いても、やっぱりウケ狙いとか悪口とかなかったそうです。
「だって、あの絵、すごいナイスバディではなくて、だからといって、not ナイスバディってほどでもなくて・・・うん、おかーさん四十代なんだから、フツーだよ。」
はい。
そうですね。
こんなエピソードになるところがやっぱり我が家だなぁとは思いますが、楽しかったです。
今日は夫の実家(香川)へ向かうので、今は特急乗車中。
おじいちゃんおばあちゃんがポジを見て、大きくなったね!と喜んでくれるのが目に浮かびます😊